ハウスメーカー社員の中原は、うつ病となり自殺。
原告・中原の母親は、被告・梶井のカスタマーハラスメントが自殺の原因と主張する。
中原は本当にカスハラによって自殺に追い込まれたのか?
法廷で展開されるさまざまな証言から、中原の死を紐解いていく。
被害者はどんな人物なのか、被告はどんな人物なのか。
人に対する印象は「砂城」のように脆いものかもしれません。
あなたも傍聴席に座っているような感覚を味わってみませんか。
【形態】
ハイブリッド開催(対面開催 / YouTube Live 配信)
安田講堂で当日上演する様子を、リアルタイムで配信いたします。
【日時】
2025年5月24日(土) 10:40~12:50
【当日URL】
ライブ配信を行う予定です。
下記のリンクをクリックすると、当日の上演内容のアーカイブ配信をご覧いただけます。
【こちら】からどうぞ!
【公演パンフレット】
第77回模擬裁判『砂城』の公演パンフレットを下記ページに掲載いたします。
あらすじや用語解説、証拠資料も掲載しておりますのでぜひ【こちら】からご覧ください。
【判決文全文】
本裁判の判決文を掲載いたします。【こちら】より閲覧可能です。
【解説文】
判決文の解説を掲載いたします。【こちら】よりご覧ください。
【来場者アンケート】
今後の模擬裁判企画の向上のため、
【こちら】のアンケートにご回答いただけますと幸いです。
【Immersive Court〜法律没入体験〜】開催!
誰もが知る童話を“法律の目”で読み解く体験に加え、検察官になりきって捜査・取調べに挑む本格ロールプレイも楽しめます!
法学初心者も大歓迎。楽しみながらリアルな法律の世界を体感してみませんか?
交流会パートチーフへのインタビュー
──企画の概要を教えてください。
毎年、模擬裁判とは別に、一般の来場者の方と気軽に交流できる「交流会企画」を行っているのですが、今年はこれまでとは少し違った形にしようと考え、三本立ての企画を準備しています。
一つ目は、『走れメロス』を法的な観点から読み解いてみる企画。
二つ目は、『ヘンゼルとグレーテル』を法的に見てみたらどうなるのかを考える企画。
そして三つ目が、まだ模索中ではありますが、来場者の方に検察官の立場から捜査・取調べを体験してもらうという没入型の企画です。
現在、この三つの企画を班に分かれて並行して準備しており、それぞれが交流会の柱となる予定です。例年通り、来場者の方に楽しんでいただけるクイズや、進路や勉強の相談などができるちょっとしたお喋りの場も設ける予定で、今年もより多くの方に気軽に立ち寄っていただけるような空間づくりを目指しています。
──その三つの企画を選んだ理由を教えてください。
今回の交流会のテーマは「没入」で、企画名も「Immersive Court〜法律没入体験〜」と名付けています。そのため、何かに“没入する”という体験をキーワードに企画を考えていきました。たとえば、物語の世界に入り込んで法的な視点から見てみるとか、実際に検事になって取調べを体験してみる、といった案が出ました。
物語の方は、比較的すぐに方向性が決まりましたが、「没入体験」の方はなかなかイメージが湧かず、発想の段階で苦戦しました。そんな中、メンバーの一人から「『取調べ』が最近問題視されているけれど、一般の人にとってはなかなか実態が見えにくい。だからこそ、それを身近に感じられるような体験ができたら面白いんじゃないか」という意見が出て、それをきっかけに企画が大きく動きました。
現在は、そのアイデアをもとに、「捜査取調べ体験」の企画を鋭意制作中です。
──企画のおすすめポイントを教えてください。
法律に全く詳しくなくても法律を身近に感じられるというのが企画全体のおすすめポイントです。その中でも小さい子向け・初級レベルが『走れメロス』、中高生向け・上級レベルが『ヘンゼルとグレーテル』です。身近なところから法律を体験できる、法律って難しい話ではなくて、もっと身近なんだよ、ということを知ってもらいたいと思っています。
──企画を作る上で大変だったことを教えてください。
物語の方は、比較的早い段階から明確なイメージがあり、大まかな構成もスムーズに固まりました。一方で、没入体験(取調べ体験)は昨年とは内容が大きく異なっていたこともあり、発想の段階はクリアしても、細部の詰めや具体化には非常に苦戦しました。実際、検事の方にお話を伺ったことで企画を大きく方向転換することになり、試行錯誤の連続でした。
それでも、メンバー一人ひとりが意欲的に意見を出し合い、主体的に取り組んでくれたおかげで、自信を持ってお勧めできる力作になっています!
──インタビューを読む人に一言お願いします。
法律を学ぶ学生が一から企画・制作した、他にはない没入体験型の企画です。
Immersive Court ~法律没入体験~、法文1号館文214にて、所員一同、皆さまのお越しを心よりお待ちしております!